2010年2月2日火曜日

卒業制作「Independence Archive Of Bangladesh」

Independence Archive of Bangladesh

-- A new communication design technique for archiving information about a developing country --



kmzファイルのダウンロード:http://jangladesh.mapping.jp/IndependenceArc.kmz

作品説明サイト:http://jangladesh.mapping.jp/



私は大学在学中、アルバイトので貯めたお金の8割を国内外への旅行に使っていました。

最初は観光として、様々な国を旅行していたのですが、縁あってアジア最貧国と呼ばれるバングラデシュを訪れることができました。

わずか2週間の滞在でしたが、この国は私の世界観に大きな影響を与えてくれました。

今まで訪れた地域とは一味違う国民性や文化の違いの面白さがありました。

そしてたかだか2週間でしたが、彼らの抱える問題に気づかされました。


2回目にバングラデシュに訪れた時は、幸いにもグラミン銀行特別調査員として訪問する機会を得ることができ、一観光者としてではなく「調査員」として、フィールドワークをする機会を得ました。

グラミン銀行が新しくプロジェクトを立ち上げるための下調べとして、バングラデシュで最も貧しいといわれる村に行き、人口、家畜の数、病院の数や死亡率、小学校の数や各年齢の子供の数、さらには平均収入や職業分布まで調べるという地道なものでしたが、彼らの生活を間近に感じ取ることができました。

訪れた当初は、自身にも何か彼らのためにできることがあるかもしれないと思っていたのですが、実際行ってみると、お金の援助以外何もできないこと。


スラムではがりがりの子どもがいるし、皮膚は有毒物質を含む水のせいで黒いいぼがいっぱい。きれいな民族衣装を着て行こうものなら、布をほしいとせがまれます。でも最もほしいものは仕事とのこと。


自身はまだ一学生だから自分で働いて対価ととして得たお金はありません。親に養ってもらっている身分なのに、彼らに渡すというのも正直情けないし、失礼な気がしました。(実際彼らにとってはどんなお金でももらったほうがうれしいんだろうけど)


と、そんなときに、グラミンのスタッフから言われたことが以下。


「彼らは自尊心を失っている。それが彼らの生活をさらに低くしている。」




なるほどと感じました。そして、彼らの自尊心を失わせる要因の一つに、観光客の甘やかしがあること。

確かに。。。




この言葉を聞いたときから、ある一定のバクシーンを除いて(文化なので)、基本的には彼らの自尊心を高めていく方向でお手伝いできたらと感じるようになりました。


その一歩が今回の卒業制作です。


日本の新聞記事を元に、バングラデシュ独立の過程をアーカイブしました。

目的は主に二つあります。


・歴史の保存:当時を知る人間はすでに少数となり、日々、文献でしか当時の様子を知ることが難しくなっています。そこで、ユーザ参加型の歴史アーカイブを作成することによって、当時の「声」を少しでも残すこと。


・メッセージ:バングラデシュの人に、当時の様子は遠い日本のメディアで連日取り上げられていたということを知ってもらうこと


です。


作品はこちらの専用サイトを用意させていただきました。

もっと研究的なテーマや背景などは上記サイトに記してあります。

足を運んでいただけると幸いです。



最後に卒業制作を終えての感想ですが、、、



















大変でした。。。

一つの作品を突き詰めていくというのは難しかったです。

自身がただ「作りたい」とおもって作るのではなく、ちゃんとそこに意味合いや目的、更には研究と呼べる付加価値をつけなくてはいけないこと。

10月から長かったです。

10月は構想を練って、最初に論文を書いて、

11月と12月は図書館で新聞のコピーを大量にとって、

1月は連日パソコンでの作業。

でも、正直、一度も徹夜をすることなく、毎日朝の10時から夜の11時まで作業という規則正しい?

生活ができたのはなによりもうれしいことでした。


正直、今は19時52分です。

締め切りは24時。

まだ作業は終わってませんw


のこり4時間、戦います。